20160711

目論見をかくして争点化せず、蓋を開ければ多数決で強行突破するズルい体質をもち、直前のサミットでは得意の我田引水に失笑を買い、経済政策も明らかに行き詰まっている自公党とその行政府が、選挙で勝ち、改憲に進むというのだから、この国の国民の見識も推して知るべし。

いくら、世界有事の昨今、指揮命令系を通すとは言っても、参議院くらいは、ボンクラ民進党を容れてチェック機能を残そうというバランス感覚はあってもよかった。

ま、参政権を現役の65歳までに制限する位な制度変更がなきゃダメか。若年層も自公の草刈り場だしな。
それとも、古臭いマスコミによる統制が、形容詞多用の政治家の言端を、ひとたちに信じさせてしまったのか。

都市と地方(例えばここ熊本)には随分温度差がある。
補助金漬けの地方は、目先の金目当てに、土建屋上がりのカネに汚い小政治家(何故かその脱税に、県民は知らぬふりをする)に票をいれる。税金=予算をより多く分捕って持ってくるのがよい政治家と思っているひとたちが大勢を占めている場に、自浄作用(つまりガマン)など期待すべくもない。
そもそも公共投資20兆円なんて(年度予算の20%で財政には負担だが)、gdp500兆円の5%未満。んなもんで景気を支えようなどと考えるのは浅薄だ。

日銀ファイナンスが効く間に、制度設計の面でやるべきことがある(あった)はずだが、お手盛りのバラマキを徒に続けているうちに、袋小路に追い込まれてきた。
これだけ財政赤字が積み上がると、行政府は自分の首を絞める金融引き締め= 金利上げを行い得ないだろう。金融政策のフリーハンドを失っている。ま、インフレが度を越す暁には、代わりに消費税を増税して手綱を引きゃいいと考えてるのか?

したがい、いつの日かのインフレ待ちで、中期的に円はダブつき、金利は0近辺に張り付いたままだろう。円の調達コストが低いので、国内でバブルが生じやすく、高収益な海外投資に向かえば円安に振れるだろう。その動きが緩やかならばよし。世界の風向きがふと変わって(ないし仕組まれて)ひと度売り浴びせられれば、円の暴落を行政府と日銀は傍観するしかないだろう(円を買い支え続ければ、アジア通貨危機のときみたいに、金利が上がっちゃうからね)。外乱には脆弱だ。果たして、海外金筋が付け入る余地はどこか?耐力は?

幸いに平穏が続いたとして、日銀は既発国債買取りをいつまで続けられるか。金利が上がらないギリギリまで買取るころに、オリンピック景気がやってくる好都合が期待されてるのか?で、好況一過後に来るだろう景気減速時には、新規国債を日銀が直接引受ければいいと?
でまあ、日銀は20年でも30年でも、次のインフレを夢見て、国債を大量に抱えたまま頬かむりということかな。海外借款も必要ないし、 経常収支が黒字基調なら格付がジャンクになることもなかろうから、日本企業の資金調達にもさほど支障はなかろうと。いざとなれば日銀特需すりゃいいし。
ここまでくれば、どれだけ貨幣を刷ってばら撒いても、円の価値が薄まらない=インフレにならない鉄板。奇跡とみなしていいかも。基軸通貨でない強みとそこそこの経済力と外貨準備高を奇貨に、赤字を垂れ流しつづける「時のないホテル」日本の公共セクター!

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それとも、いっそのこと、禁断の領域にさらに分け入って、日銀の国際保有率が充分積み上がった段階で、日銀が「国債全てを短期間で買取ったうえ、債権を放棄する」と宣言でもしますか。日銀によるが行政府へのあからさまな直接ファイナンスと債権放棄(日銀のバランスシートの毀損)を、市場がどう判断するか?
財政への信頼こそ揺らごうが、貸し手も借り手も公機関なので誰かが債権回収できなくて困る訳でなし、海外投資家こそ嫌気して円売りに走ろうが、日本の事業家が経常収支の黒字を活かして 忠義に円を買い支えれば(レーガン時代の日本行政府が黒字のドルで米国債を買い支えたように)、円価値が薄まることによる暴落も起きないかもしれない。
まずはヘリコプターマネー( 無利子永久債)で日銀による債権放棄を試してみて、うまくいったら次は、なんて行政府は考えてるのかな?

この際、日本こそ、EUに加盟して、有能な官僚に全てを委ねたら(痛みは伴うが長期的には)良いのではと思うが。財政不健全で加盟要件を満たせないか!

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